不思議なイカ
『コブシメ』特集
(上記タイトル使用にあたり、本『ふしぎなイカ』著者 板垣雄弼氏の承諾を得ました)
今月は、今が旬のコブシメを追ってみました。
徳之島は、『コブシメアイランド』と呼ばれるほどコブシメが多い所なんです
よ! 皆さん、知ってました?
さて、5月19日〜23日の予定で関東方面から、お2人の
ベテランダイバー(女性)をゲストに迎え、全9DIVを楽しむ事になりました
、その内5DIVは、お2人のリクエストもあり、これから紹介するポイント
『オーシャンハウス』でどっぷりと撮影を楽しみました。
これからご覧頂く映像は、DVビデオカメラ(自然光)で私、
伊藤が撮影しました。
所々、無知な説明を加えますが、ご笑読頂ければ嬉しく思います。
※画像をクリックすると大きなサイズでご覧になれます。
●コブシメの撮影 連日4〜5ハイの雌と10〜15ハイの雄で大バトル状態!!(^.^)
●雄同士の闘い 雌と交接(精子の入ったカプセルを雌に渡す)をするために壮絶な闘いが繰り広げられる。
相手を威嚇し、自分の体を最大限大きく見せ、目をむき出しにして自分の優位を見せ付け合う。
う〜ん、表現がなんか物足りないな〜?、とにかくこの瞬間はまるで別の生き物にさえ見えるんですよ。
●求愛行動 雄は雌が産卵を終えると、すぐさま交接しようと迫ります。
上から見ると雄の体半分がまったく違った色彩をしているのがお分かりでしょうか?
雄が半回転して寄り添う場合は、すばやく左右逆の色彩に変化させます。
そして前後に小さく体を揺らしながら求愛を続けます。
●交 接 雌が求愛を受け入れたとき、そのドラマは始まりました。(^^ゞ
撮影していて、自分の体が『カー』っとなるような感覚ありました。
●産 卵 雄から受け取った精子を受精させ、体内から自分の腕へと生み出します。
この時の雌は体を丸めじっとして動きません。
●腕に卵を抱える 体内から腕へと卵が生み出されました、見えにくいのですが、心なしか腕の先端付近が輝いて見えます。
●体色変化 腕に卵を抱えサンゴの隙間を選んでいるとき、体全体をまるでネオンサインのように瞬間変色させます。
●ブロック(確定した生態を表す用語ではありません)
優位に立った雄は、他の雄を雌に近づけない為に、巧みにブロックポジションを取ります。
●卵の産み付け 卵を外敵から捕られないように、サンゴの隙間、奥深くまで1個1個、ていねいに産み付けます。
サンゴは硬くてギザギザしています、そこに腕の付け根まで押し込んで産み付けるため、体は傷だらけになります。
●卵の産み付け後 ホット息をつくように口から水を何度か吐き出します。 (ーー;)
●生みつけられた卵 このポイントにはコブシメが卵を産み付ける2〜3m程のサンゴの群生が、10箇所あります、そのサンゴが卵でいっぱいになるのは6月半ばくらいになることでしょう。
●番外編 コブシメを襲ったドクウツボ
カップルになったコブシメが、産卵場から少し離れた所へ移動していったので、交接が始まるかなと思い、遠巻きに見ていると、大きなハマサンゴの下から何か大きなものが雌をめがけて2〜3m立ち上った!!!
その瞬間、真っ黒いイカ墨と、卵1っ個を残し雌の姿は消えていた、後から来たアオチビキ3匹が卵を奪い合っていた。
●その他見られた生物
ウミガメ、ナポレオン(2mクラス)、イソマグロ(1、5Mクラス)、マダラトビエイ、カスミアジ、
ウメイロモドキ群、テングハギモドキ大群、クマザサハナムロ群、タテキン、等々
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